「全然うまくならないなぁ」と思った時に読むブログ

ブログ

今回はギターに例えますが、これはギターじゃなくてもドラムもベースも、
ピアノもサックスも、もっと言えばスポーツも勉強も色んな事に当てはまる話。

 

「練習はしているんですけれども、なんかうまくなってるのかわかんないですよね。」

そうやって自分の上達を実感できなくて悩む生徒さん、結構多いです。
ツイッターやYouTubeのコメントでもよく見かける気もします。

恐らくこのブログをポチッてしてくれたみなさまも!!
少なからずそういう事を思った事があるのかなぁと思います。

そんなあなたへ、わたしから2つのご提案!!

一つは「もっと自分に敏感になろう」という事。
そして二つ目は「自分を褒める練習をしよう」という事。

 

まぁこんな偉そうなことを言う僕自身もそんなに楽器がうまい訳ではないのですが、
少なくとも「うまくなってるのかな??」と疑問に思った事ってないんですよね。

あ、毎回「うまくなってるぜ!!うおおお!!」となる訳じゃないですよ!?
「うん、昨日と何も変わらないね!!」と思う事もあります。

つまり、上達してるかしてないかの判別に悩むことはないって事なのです。

楽器の習得というのは自分の体のコントロールを高める事です。
自分が意図した通りに体を操縦するための鍛錬が練習だと思うのです。

僕は練習をしながら「頭の中に思い描いている動きが実現できているか」に対して、
めちゃめちゃ細かく、敏感に身体の動きに意識を置いて、
自分のイメージと実際の動きにどのくらい差異があるか、
そこに対してもの凄く集中して観察をしてます。

ちゃんと見ていると、色々感じるんです、自分の動き方を通して。

「あ、昨日と全く同じ所で躓いているなぁ。」とか
「先週よりちょっとBPM早くしても指付いていくな。」とか
「まだ一日の最初だから指の動きが固いな。」とか。

 

上達しているかどうかわからないなぁ。と悩んでいるあなた!!
ちゃんと自分をしっかり観察できていますか??

先週の自分と何が違うのか、昨日の自分と何が違うのか、
もっと言えば60分練習した後の自分はどう変わっているのか。

よーく、よーく自分を観察すれば気づく事が沢山あるはずです。

「あ!!今まで自分に鈍感だったかも!!」と感じた人は
今日からしっかりと自分の手を観察してあげましょう!!

 

二つ目、「自分を褒める練習をする」という事。

これ、楽器の話からいきなりぶっ飛ぶようなんですけれども、
日本人の性質として「自分を褒めるのが苦手」っていう人が多い気がします。

みんな平等で、みんな均一で、できるだけ突出しないっていう民族意識が、
「謙遜」から「遠慮」になり、そして「遠慮」から「卑下」に至らせてしまう。

もちろんみんながみんな自分の事を卑下しているとは言いませんが、
謙遜がこじれてそれに近いパターンになっちゃっている人も多いんじゃないかなと。

例えば日常会話の中で社交辞令的にでも誰かから
「近頃もすんごい大活躍なさってますね!!」と言われたら、
「いやいや、そんなでもないですよ。」って返すのがいわゆる日本人的返答。

別にそれはそれでいいんだけれども、その言葉通りに
「自分なんて大したことがない」と思い切っちゃっている人もいる気がするのです。

だから本当はちょっとだけ「このへん、うまくなってきたかな??」と思っても
「いやいや、僕なんてまだまだ。」とその自信の芽を摘んでしまう。

なんとなく心あたりありませんか??

 

なので、毎日の中で積極的に自分を褒める練習をすると良いのかなと思います。

朝起きれたら、「朝起きれた俺、すごい!!」と声に出して、
お仕事や学校に行ったら、「今日も俺頑張ってる!!えらい!!」と声に出して、
テストや仕事の成績がよかったら「俺天才ちゃうか!!ぱねぇ!!」と声に出して。

すんごい小さい事でも「できた!!」と思ったら自分を褒めてあげる。
そういう練習をすると単純に自分を褒めるのが上手になると思います。

 

自分をよーく観察

少しに変化を発見

自分を褒めてあげる

練習に身が入る

自分をよーく観察

また違う変化が現れるのを発見

自分を褒めてあげる

もっと練習に身が入る・・・・

 

なんかそんなイメージです。

「もっと自分に敏感になろう」
「自分を褒める練習をしよう」

面白いな、いいなと思って頂けましたら、
是非、今日の練習から意識して取り入れてみてくださいませ。

 

おわり

 

 

余談!!

このテーマは今までメルマガなどでも何度も取り上げた事がありますが、
今までは「上達の実感は自分では気づきにくいので工夫をしよう」と
そんな方向性から話をしてました。

例えば、練習をする際には必ずメトロノームを使うという事。
BPMは数字で表せるので、毎日1とか2ずつ上げて練習をしていけば
しっかりと効果を実感できるよねっていう話。

1週間とか1ヶ月とか、コツコツ積み上げて練習をしていけば
数字は嘘を付かないから上達を実感出来るようになるよっていう内容でした。

他には動画に残すという事。
スマフォ立てて軽く演奏をして、それを限定公開とかでYouTubeにUPしたりして、
自分の練習記録を音声だけじゃなくて、動画として残しておこう、という話。

そんな感じでちゃんと練習記録を残しておくと、いつかまた見返した時に、
「うわ、過去の自分、こんなんだったん!?全然今の方がうまいわ!!」と
思えたらそれはそれで楽しくないですかっていう内容でした。

 

昨日いけちゃんとツイッターで一言二言やりとりをして
「たっきーは自分を褒めるのが得意そう(笑)」とリプライ頂いて、
「あ!!確かにそうか!!」と思いつきまして今回のブログになりました。

きっかけをくれたいけちゃん、ありがとう!!

 

さらなる余談なのですが。

なんで僕は無意識の内にこういう事を実践できてたのかというと、
本当に必要だったからな気がします。

「民族意識がこじれて日本人は自分を卑下してしまいがち」なんて
先程偉そうに書いてしまいましたけれども、僕がまさにそれなんですよね。

「こんな学歴も素養もない、一般人の自分が出来る事なんて大したことない。」って
僕は今でもどうしても心の中では思ってしまいます。

周りの人達が色んな事を頑張っているのに、僕は何も頑張れてないし、
何も実現出来てなければ、何も結果を出すことが出来ていない。

このままでは自分を肯定する気持ちが枯渇しちゃうぜ、べいべー!!
どうする!?どうするよ、わたし!?

ってな具合で無意識の内に行き着いたのかと思います。

 

もしこのブログを読んでくださっているあなたが、
僕の事を少しでも「すごいな」と思ってくださるようでしたら。

なーんの変哲もないごくごく一般人の僕でも、
あなたにそう感じてもらう事が出来たように、
あなたもちゃんと頑張れば誰かを喜ばせたり幸せにしたり出来ると思います。

そのために、まず自分を褒める、
もっと言えば自分を好きになる練習からスタートしてみましょう!!

しかしギターってすごいね、人生にまで繋がっちゃう!!

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました