いわゆるアーティスト活動をしている割には
オリジナル曲が少ない、わたくし瀧澤でございますが。
先日、ファンの方々とたくさんお会いするタイミングがありまして、
オリジナル曲の話になり、めっちゃアレコレご意見頂きました。
自分で自分の曲を説明したりするのも邪道かも知れませんが、
もし聞いたことがなければこの機会に聞いて頂けたら嬉しいです。
「会いたい」って表現、よくあるじゃないですか。
たとえどんな痛みがあって身にまとった物は捨てて泳いでいく人もいれば
髪型どころじゃない程に会いに行きたい人もいれば、
涙が溢れて止まらなくてもう一度だけ会いたいパターンもあったりする。
色んなシーンや表現方法があるけれども、
自分が考える「会いたい」ってどんな形だろか。
曲を書いて出来上がったら「うん、しっくりくるな。」と思いまして。
なんか「会いたい」の形が僕にとってもウタイストにとっても
みんなにとってもピッタリはまっている気がして結構好きなのです。
「次の角でバイバイかぁ さよならの気持ち準備しなきゃ」
当然の事ながら、自分の気持ちを人に伝える事って大事なんですけど、
漠然とした不安や本音ってうまく言葉にできない事がたまにあります。
例えばですけれども、人見知りとかそういうのの一つかな、と。
疑われるかも知れませんが、僕は自分の本音を伝えるのが苦手で、
実はかなりの人見知りだったりします。
伝えられない一言、言えない一言の臆病が
本当は凄く不甲斐ないなと感じてるんですけどね。
日本中、離れていても、朝日や夕暮れ、時には夕焼け。
みんなと同じ空を眺めながら少し後悔をしてしまう日々です。
「不安なんかより不満なんかよりさみしさよりずっと痛いんだなぁ」
直訳すると「居場所」って事なんですけれども、
居場所ってのは家とか店とかそういう単純な場所だけじゃなくて、
例えば音楽だったり動画だったり、ネットのコミュニケーションだったり
色んなパターンがあると思うんです。
(このブログ記事もその一種になりえるかも知れません)
で、僕はみなさんにそういう居場所を提供できればと思って
色んな活動を続けておりまして、この曲もその一環で書きました。
が、しかし。
ある時気づいたんですけれども、
僕もみなさんに居場所をもらってるんですよね。
それに気づいてからこの曲が一層好きになりました。
「世の中全然フェアじゃない僕だっていいトコ見せたい」
とある本で知った話なんですけど。
まだ人類が宇宙の存在に気づき始めた時代に
何も存在しない「真空」という概念がなかったために、
宇宙は何かしらの物質で埋め尽くされていると科学者達は考えたそうな。
その物質を仮に「エーテル」としよう、誰かがそう唱えました。
皆さんご存知の様に蓋を開けてみたらそんなものは存在していなかった訳なんですが、
なんか僕はこのエピソードに凄くロマンを感じるのです。
宇宙や、そんな時代の人々を想像して、エーテル。
英語でTake it easyという言葉がありまして。
直訳すると「気楽にやろう」とか「のんびりやろう」とか
怒っている人には「落ち着いて」とかの意味があるんですけど。
なんかアメリカな感じがして、そのニュアンス、好きなんですよね。
日本語で多分、そういう言葉はないけど、
「イージーでいこう」っていう言葉を歌にしたらどうやろか。
今日もどこかで誰かが悲しい時、寂しい時に、
僕がイージーでいこうと言っている事を思い出してくれたらどうやろか。
「この歌は君がなにかに躓きくじけそうになった時」
「小さくまるまったその背中を僕が押すための歌」
人生の最大の財産はなんだろか。
お金、土地、権力、車、家、マンション、船、色々あるかも知れませんが、
僕は今も昔も「人との縁」が最高の財産だと思うのです。
僕が音楽活動を始めようと思った2015年にたどり着くまでも、
ウタイストにたどり着くまでも、この曲にたどり着くまでも、
もはや「奇跡」としか言えないたくさんの道のりを超えてきました。
今まで頂いてきた全てのご縁に、取り囲まれてきた全ての環境に、
マジ超バチバチに感謝系なんすけどォ??っていう曲です。
ちなみにウタイスト用の曲として一番最初に書いた曲でもあります。
この曲が色んな道筋を照らしてくれている様な気もします。
「もやけた思いが通じ合う あなたとわたしにこの歌を」
先日37歳になったわたしですが、36歳のハイライトはこの曲が書けた事です。
自分史を書くことがあったら36歳に「スポットライトを書く」を絶対追加します。
たまに動画とかツイッターで「夢を追いかけるのは本当に幸せなのか」みたいな
そんな内容の事を書いたり喋ったりします。
例えば僕が今から「音楽はダメだ!!会社員になろう!!」と思っても、
高卒、職歴無し、資格や免許も無し、通勤・通学経験も無し、
出来なくはないけど現実面で色々無理があると思うのです。
でも、自分を突き詰めれば突き詰める程、
時間を掛ければ掛けるほど、そういった選択肢は確実に狭まっていきます。
「諦めない」のは自分のためだけじゃなくて、みんなのためでもあります。
決して無理をしているわけではないのですが、誰かのためにも踏ん張らねば。
勢いとか、気合いとかで突っ走っていたのが少し落ち着いて、
少し自分を振り返った時に、つぶやきたい歌。
「足跡を積み上げてはその形に思いまどい」
「笑われてからかわれて それでも諦められない」
最後にひとつ、めったに演奏しない曲を一つ。
シアワセはお金では買えないなんという話はよくありますが、
その中の一番最たる物は「在り方」だと思うのです。
「お金で買えない=尊い、貴重」というわけではなくて、
「在り方」を意識して、工夫をすれば誰でもシアワセは手に入る。
ちゃんと「在り方」を大事にしていれば、誰でもシアワセをバラまける。
シアワセの形は目には見えませんが、きっとそこら中に溢れている様な気がします。
「同じ歩幅の帰り道 同じ景色に溶けて そうすれば 心の形も変わる」
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