中学生の数学

ＨＰを作ったり動画を作ったりグッズを作っていると
中学生の数学レベルの計算をしなければならない事が多い。

どの式に当てはめて計算すればいいか方法がわかってさえいれば
全く問題ない位簡単な計算ばかり、なんだけれども！！

意外と「あれ、どうすんだっけ？？」ってなる事もお恥ずかしながら多い。

例えば1280px:720pxのアスペクト比で幅500pxの画像を作りたい場合、
「1280 : 720 = 500 : x　」 と式に当てはめる訳なんだけれども、
「あれ、どうやって計算するんだっけ？？」って思いません(笑)？？

対比の計算は内側と外側を掛けるので
1280x = 720 * 500 = 36000　これを1280で割って「281.25」が答え。
これは割とよくやる計算なので僕も覚えている。

やり方さえ思い出せれば「ああ、そういえばそんなんあったな。」となるのですが
急に言われると「アレ？？」ってなってしまいません？？
現役の学生さんは全くそんな事ないと思うけれども。

 

そんで今日も朝からそんな様な事で大きくつまずいてしまった。

ステッカーを新しく発注しようとイラレでデザインをしていたのですが、
とりあえずイラストレーターで作ってみたサイズが横60mm、縦16.2mm。

コレをそのまま拡大して「50平方cm」にしたいと思った訳ですよ。

どうですか、社会人の皆様。
60mm x 16.2mm の対比を守りつつ、50平方cmまで拡大したいのです。

このままでは60×162=972平方mmとなりまして、
センチで言えば「9.7平方cm」なので小さすぎる。

 

先に答えを書いてしまうと、まず対比が 1 : 3.7 。

この1をxとすると「 x * 3.7x = 50 」となるのでこれを解くと
3.7x^ = 50
右項の「50」を3.7で割って平方根を付けて
x = 3.676

あとはxに3.676を代入して
3.676 : (3.676 * 3.7)  = 3.676cm : 13.6cm

解決。

が、しかしこの答えにたどり着くまでに小一時間掛かってしまった。

 

元のサイズ、60mm/16.2mmで3.7を割り出し、
対比が1 : 3.7 となるという事はまずＯＫ。

ここからなんとかなりそうなんだけれども
どうやって式を作ればいいかな～ってトコで軽く１０分。

x * 3.7x = 50平方cm　までたどり着いたはいいけれども
左項の「 x * 3.7x」ってどうやって計算するんだっけ？？ってトコで軽く１０分。

色々試算する事で「 x * 3.7x = 3.7x^ 」でいい事に気付いたのは良いけれど、
右項の「５０」を3.7で割るべきなのか、平方根を付ければ良いのか、
「どっちが先なんだ！？」って所で軽く１０分。

とりあえず両方ともやってみて試算をして検証すればいいかと気づき、
先に3.7で割ってから平方根を付けると大丈夫そうな事まで軽く１０分。

 

で、最後に。

「 50平方cm = 500平方mm 」と勘違いしていたために、
「あれ～！？計算合ってるっぽいんだけれどもなんか小さくね！？」と
ここで凄く時間を食ってしまった。

なんか計算した数字をミリにしてイラレに突っ込んで新規ファイルを作ると、
サイズがやったらと小さいのですよ！！

どうですか！？大人の皆様！！

1cmって10mmじゃないですか。
って事は、1平方cmって10平方mmだと思っちゃいません！？俺だけ！？

「平方」って付くから数字は二乗されるわけなんですよね。
7.07cm * 7.07cm = 50平方cm
70.7mm * 70.7mm = 5000平方mm

これに気付くのに20分くらい掛かってしまった・・・・。

 

てな訳で、大人になっても意外と
中学校程度の数学を使う機会ってのはあるもんでございます。

それなりに勉強した事を覚えておかないと後で痛い目みるぜ。

てなわけで、そのウチ新しいステッカーが届きます。
今年の巡業で配る様の物なのでお会いする皆様はお楽しみに～。