音楽理論という言葉の罠??

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(※画像は3年前に一人で韓国旅行した時の一枚で内容に全く関係がありません)

とある、じゃわ会メンバーさんがこんな一言をツイートなさってた。

「めちゃめちゃ良い曲を作るためには、どんな音楽理論を学べばよいのか??」

ちょいとこのあたりの事について色々思う事、感じる事がありますので、
そのメンバーさんに向けがてら、僕の音楽理論などに対する考えなんかを書いてみます。

「結局、音楽理論って必要なの??」とか
「理論を学ぶことのメリットはあるの??」とか
「そもそもなぜ、音楽理論が存在するの??」みたいに
理論の事について疑問を持った事がある、とりわけ初心者の方に向けて
ツラツラとブログを書いてみることにします。

 

結論から言いますと。

「知りたければ知ればいいし、知りたくないなら知らなくてもいい」
「音楽理論は必要かどうかと聞かれたら、基本的に必要の無い物と思ってOK。」

ってのが僕のスタンスです。

なんでかっていうと、音楽理論ってのは音楽という道具の説明書みたいなイメージなんですよ。

本能的に道具の使い方がわかる人は説明書無しでも使いこなせるし、
使い方がわからない人は説明書を読めばいい、っていうイメージ。

だから必要なのかどうかというのは、「人による」って話だと思うのです。

例えば僕は電化製品を買ってもまず説明書は読みません。
開封したら空き箱と共に説明書は即ゴミ箱です。

でも説明書を熟読する人もいますよね。
それらと全く同じ様な感じだと思います。

 

で、動画にも色々コメントを頂いたりしてちょいと思う事があるのですが、
結構多くの人が音楽理論に夢を見がちな気もします

音楽理論を学べばアドリブが出来る様になるんじゃないか、とか、
音楽理論を学べば作曲が出来る様になるんじゃないか、とか、
音楽理論を学べば楽器の上達に役立つんじゃないか、とか。

まぁ確かにそれはその通りでもあるんですけれども、
その通りでないケースも物凄く沢山存在します。

理論やコードを全く知らなくても素晴らしいアドリブをする人もいますし、
素晴らしい曲を作る人もいれば、達者な演奏をする人もいる。

 

これらを言葉に例えるならば。

音楽理論は言ってみれば国語みたいなもの。
演奏するというのは話したりスピーチをしたりする事。

作曲は作文や小説を書く事に似ていますし、
日常会話はアドリブに近いものな気もします。
耳コピは言葉の聞き取りとかですかね。

そう考えると音楽理論というのはどういう立ち位置のものなのか。
なんとなくイメージが掴みやすくなるんじゃないでしょうか。

知りたければ知ればいいし、知りたくなければ知らなくてもいい。

 

そして順番ってものも意外と大事で、
例えば僕らがオギャァと生まれて今に至るまでを振り返るに、
ひらがな・カタカナ・漢字などの国語の勉強をし始めた頃って
既にある程度喋ったり会話が出来たりしたと思うんですよ。

ある程度、経験を積んで、練習をして、体得をしてから。
そこから国語を学ぶことでそれまでの知識を実用的なものにしてきました。

一番最初から国語や理論をまず学ぼうとするのも悪い事ではないのですが
「泳ぎ方を覚えてからプールに入ります」って言っているような物で、
まずは色々試して経験して失敗したりしてからじゃないと身にならない気がするのです。

なんだか偉そうにツラツラとすみません(笑)。
耳の痛い人もちょいちょいいらっしゃるかと思います(笑)。

本当に、みなさまを決して責めている訳ではないのですが!!
ちょいと考え方を改める一つのきっかけとして参考にして頂ければ幸いです。

 

てなわけで、冒頭の質問に対する回答をしてみます。

 

「めちゃめちゃ良い曲を作るためには、どんな音楽理論を学べばよいのか??」

まず、曲を作るために必要なのは音楽理論ではなくて引き出しの数です。
いくら優れた料理のレシピを集めても、ずっと料理をしてきた主婦の献立力には敵いません。
(いくら理論を身に着けても、行動を積み重ねた経験には敵わないという意味です)

とにかく色んな曲を聞いて引き出しを増やしましょう。

そして「めちゃめちゃ良い曲」というのは人それぞれ。
例えば、この動画って聞いてみてどう思いますか??

僕、この曲、超大好きでこの動画50回は見てますし、DVDも10週は見てます。
イントロを聞くだけで体中の毛穴が開いているんじゃないかってほどにゾクゾクします。

しかし、わたしの相方のおみっちゃんにコレを聞かせたら即スーパー拒否反応しました(笑)。
Rage against the machineも聞いてもらった事あるけれども、全然ダメでしたね(笑)。

そうなんですよ、「めちゃめちゃ良い曲」ってすごく主観的で曖昧なんです。

 

ちょいと話は脱線しましたが(笑)。

以上の事を持ちまして、僕が思う事は以下の様な感じ。

1.自分が「めちゃくちゃいいな」と思った曲を50曲集める
2.その中でもとりわけ「こんな曲を作りたいな」と思った曲ベスト10を作る
3.集めた50曲を日常の中でひたすら繰り返し聞く
4.ベスト10入りしている曲は特に念入りにひたすらくり返し聞いて覚える

可能であれば、歌詞、歌のメロディー、ギターのフレーズ、ドラムのパターン、
コード進行、ベースのフレーズ、アレンジやその他諸々、
それら全てが演奏できるor口ずさめるくらいまでしっかりと体に染み込ませる。

その後に「よしゃ、ちょいと曲でも作ってみるか」とチャレンジをしてみると
「こうしようかな」「ああしようかな」といったアイデアがどんどん出てくると思います。

そういったアイデアをちゃんと理解した上で使いたいなと思ったら
その時は国語を勉強して、今まで蓄積した経験や知識を実用的なものにすればよいかと思います。

 

基本的に音楽には「こうあるべき」という形が有るようで無いです。
まぁ厳密に言えば無くはないんですけれども、それが足かせになって行動出来ないならば、
いっそ「無い」と割り切ったほうが動きやすいし健全だと思うんですよ。

最近は参考書や教則本、動画などで情報が溢れかえっていて、
情報が多すぎて困惑する時もあったりしますが!!

どうか楽しく音楽ライフを過ごして頂けると嬉しいなと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

おわり。

 

あ、もしブログに対する感想やらご意見がありましたら、
是非ツイートやこのブログへのコメントで発信してみてくださいませ。
色々コメントがあったら、僕も嬉しいので。うひひ。

 

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瀧澤克成
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