脳内再生で耳コピをする瀧澤はすげーらしい

最近YouTubeライブストリーミングをやり始めた瀧澤です。
2回目の時は総視聴数4000人、同時視聴数1000人と
沢山の人に集まっていただいて嬉しい限りの瀧澤です。

ちなみに次回は3月5日夜22時の瀧澤です。

 

放送の内容はコメント貰ったものをひたすら弾き続けるだけの
本当に「アコギを弾きまくる放送」なんですけれども
「なんでそんな沢山の曲を覚えてるのか」「なぜ即興で弾けるのか」
そんな質問が多いのでちょっくら色々話を書いてみます。瀧澤です。

 

前回の放送でお話をしましたが、みなさんカラオケって行きますか??
その時にCDを買ったり曲を聞き込んだりした訳では無いんだけれども
カラオケが流れて画面に歌詞が出ると「あ、なんか歌えるかも。」とか
「鼻歌くらいならなんか知ってるかも。」ってなった事ありませんか??

テレビやラジオでなんとなく聞いた事があるから
なんとなく、本当になんとなく歌える。

僕にとってギターを弾くというのはそれに近いです。

曲を聞けばコードがすぐにわかるんですけれども、
コレ、脳内再生時も有効なんですよ。

なので放送中に「弾いたことない曲」をリクエストされると
曲を脳内再生してそれを耳コピしながら弾いてる訳なのです。

脳コピ??

で、ちょっくら皆様には伝わりにくい差がありまして
「脳コピでコード弾きをする」のと
「脳コピでソロギター(メロディ弾き+コード弾き)をする」のは
36倍くらい難易度の差があります。

脳コピでコード弾きは割と簡単だと思います。
ちゃんと練習すれば、それ相応の努力をすれば
誰でも身につく能力です。

脳コピでソロギターはめちゃんこ難しい!!
頭でコード取ってメロディ取ってボイシング考えて
運指を考えて前後のポジションの関係性を考えて、
「うっひょー!!」と綱渡りをしている感覚です(笑)。

実際はそんな事いちいち考えてられないので
心を無にしてもう音の妖精に僕の身体の全てを任せてますけどね。
だからたまに弾いてる間に「うわ、すげーな、妖精。」って
その仕事っぷりにビックリする事もあったりします。

その場でソロギターはコードだけ弾くより36倍くらい難しい。
あ、ちなみに、事前に2分くらい練習したり確認していい時間があるなら
8倍くらいまで一気に難易度が落ちます。

「すげー」とか「ハンパねー」とか思うかも知れませんが、
それなりに練習すれば身につく話なのですよ。

 

このブログを書くにあたってふと思い出した事があるんですけれど
ギターを初めて数ヶ月経った中学1年生の頃の話。

 

当時僕は兄の奥さんの影響でチェッカーズが大好きだったのですよ。

でもチェッカーズなんてとっくに解散しているので
どこ行っても楽譜はまず売ってないんす。

だから弾きたかったら「耳コピする」しかない。

セガサターンというゲーム機があるのですけれども
それにCDを入れるとCDプレイヤーとして使う事が出来ました。

もちろんコンポやラジカセでもCDは聞くことが出来たんですけれども
セガサターンじゃないと出来ない事があったんです。

それは何かというと「ABリピート」という機能。
開始地点と終了地点を指定したら自動的にそこだけ繰り返すって機能ですね。

曲全体で取ろうとすると凄く大変だから2小節とか4小節とか
小さく小さく分けてギターを弾きながらひたすら音を取る。

毎日こんな事ばっかりやってて半年で50曲は音取りました。
「そんなに!?」と驚くかも知れませんが、暇な中学生ですからね、
2~3日に1曲音を取るくらいの暇は常にあったでしょう。

でも音取るのも結局練習量と経験値でスピードが全然変わるんですよ。

なんか法則みたいな、ルールみたいなのが見えてくるんです。
音を聞いて「あ、この音多分コレじゃねーかな。」と予測できて
どんどんその精度が上がってくるんです。

なので中学2年生の頃には「聞くだけでコードがわかる機能」は
精度が悪いながらもなんとなく搭載しておりました。

ちなみに、脳コピ機能はまだ搭載されてません。

 

そんな調子でひたすらギターを練習し、音を取り続けて、
「コード聞き取り機能」は更なるバージョンアップを続けます。

特に「仮にKey=Cだとしたら」機能を搭載してからスピードが飛躍的にUP。

「仮にこの曲がKey=Cだとしたらこのコード進行はFGAmだな。」
「仮にこの曲がKey=CだとしたらこのサビはCE7AmC7だな。」
という具合に法則を見出してスピードが423%くらいUPしたのです(当社比)。

「この仮にKey=Cだとしたらって考え方、ヤバくね!?俺天才じゃね!?」と
当時は鼻息荒くした物でございます。

でも高校生になって楽典とかで理論を勉強し始めたら、
「なんだよ・・・ダイアトニックってのがあるのかよ・・・。」と
ひどく落胆した覚えがあります(笑)。

理論を勉強して「なんだよ・・・コレ俺が発見したと思ってたのに・・。」と
うちひしがれる事は沢山ありましたね~、ホンマに。

 

今僕のコード聞き取り機能はVer 5.6くらいなのですけれども
高校卒業する頃にはVer 5.0まではアップデートしてました。

もう脳コピを含めた基本的な機能は実装しちゃってたので
後はテンションとかオンコードとか取れる幅が少し広がったくらい。

トータルで言えば2000曲は取ってるんじゃないですかね。
多い時は1日10曲くらい取らなきゃいけないですし。

 

てなわけで「こんなバックボーンがあるんだよ」という話でした。
ああ、そういう事だったのかと色々納得していただけたかと。

そんな瀧澤が脳コピしまくってギターを弾きまくる放送は3月5日!!
3月5日夜10時から一時間の放送だよ!!お楽しみに!!

サンガ・ツイツカ、ヨルジュー・ジカライチ!!
ジカンノホー・ソーダヨ!!オタノシミニ!!

 

 

コメント

  1. なが~ より:

    即興ソロギターについて放送時の説明ではピンと来なかったのでこの記事で理解できました。
    僕も楽譜とにらめっこだけじゃなく耳コピ脳コピを日常に取り入れて脳内妖精さんの育成に励みます!

  2. タケユキ より:

    即興でソロギターできる裏にはそんなエピソードがあったんですね
    てかダイアトニックの法則知る前に
    C Dm Em F G Am B♭5見つける瀧澤△

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