執着と心の自由

最近よく思う事がある。
物や人に執着をすると、自分に制限がかかる。
なんとなくわかりますでしょうか。

ツイッターでお騒がせをしている通り、ワタクシ瀧澤克成、
1週間後あたりに引っ越しをします。

今まで2DK、3K、2DKといった大きな間取りばかり住んでました。
現在も一階がダイニングキッチンで二階に二部屋という間取り。

でも次は1K。いわゆる7畳ワンルームみたいなもんです。

なんでいきなりそんな小さい所に住むのか。
理由としては実は様々あるのですが

「いらない物、使わない物を管理するために
高い家賃を払って大きな間取りに住む事がアホらしくなった」
というのが一つの大きな理由です。

 

今の家に引っ越した去年の11月頃まで
僕はいわゆる「捨てられない性格」でした。

いつか使うかもしれない、勿体ない、とっておきたい、
そんな気持ちで空き箱なんかも割としっかり保管をしておいたのです。

でも去年の引っ越しの際にかなりの物を捨てました。
1年以上触ってない物は基本的に捨てたんです。

勢いでバシバシ捨てまくっていたらいつの間にか
「いらない物はさっさと捨てる性格」になりました(笑)。

で、そんな性格に変化をした後に今の暮らしをしていたら
「いらない物に囲まれ過ぎじゃないか、俺」という気持ちになってきて
いっその事、独り暮らしらしい部屋に住んでみようと
そのまま不動産屋に足を運んで引っ越しが決まったのです。

思い立つと行動せずにはいられない性格。
別名「計画性ゼロ」。

 

こうしている今も次の引っ越しに向けてバシバシ物を整理しています。
20本、30本とあった楽器は7本まで絞りました。
段ボール8箱あった本は引っ越ししてから一度も見てないので全部捨てました。
CDやDVD、恐らく何かが入っているCD-R類も全部捨てました。

タンスに満タン入っていた服も1段に収まる程度まで減らしました。
冬服は去年買った物以外はかさばるので全部捨てました。
まるで大家族並に揃っていた食器やコップもほとんど捨てました。
やたら大きなオーブンレンジややたら大きな冷蔵庫も捨てる事にしました。

保存容器やタッパーも一度全部捨てました。
バスタオルやフェイスタオルも一度全部捨てました。
ちなみに、iMacとバイクなんかも友達にあげる予定です。

こうやって言葉で書くとまるで自暴自棄になって
心が病んでいる人の様ですがそんな事はありません(笑)。

なんか色々バシバシ捨てていくうちに
「今まで自分がどれだけ物に執着をしていたのか」を実感するのです。

 

本題。

「これは取っておきたい、使うかも知れない、捨てたくない」
そういう思いで物を取っておく事は多々あると思いますけれど
本当に必要な物って実は凄く少ないなと最近感じるのです。

なんで捨てられないのか。
何故執着をしてしまうのか。

それは面白い物で「執着をしてしまうから執着をし続けてしまう」のです。
「必要かも知れない」と考えてしまうから何に対してもそう考えてしまうのです。
迷いが迷いを生んで、執着が執着を生むというスパイラル。

 

最近僕はタバコを吸わなくなりました。
「禁煙しよう!!」という強い決意があった訳では無くて
「また吸いたくなったら吸えばいいか。」程度の気持ちなのですが
吸いたい気持ちになる事は今後そうそう無いと思います。

なんでかというと「タバコを吸う必要が無い」んです。
タバコを吸わない生活を1週間くらい続けたら
タバコを吸う必要がない事に気付いたんです。

タバコを吸ってしまうから、タバコを吸う必要が出てくるんです。

 

そして家でお酒を飲まなくなりました。
365日中、360日は寝る前にガッツリ飲んでましたが、
お酒は置いてあっても一人で飲まなくなりました。

これまたシンプルで「酒を飲む必要が無い」という事に気付いたんです。
一人で飲んでしまうから、一人でも飲む必要が出てくるんです。

 

物に対して「本当に必要だろうか。」と考えたときに
必要な理由が明確に答えられる物以外の物は必要ない。

迷いが迷いを生むので、もう迷わない。

で、ちょっと面白いのがそうやって身の回りを整理していくと
「必要ない環境」という物に如何に自分が振り回されていたのか、
コントロールをしているつもりが全然出来ていなかった事に気がつくのです。

 

習慣や環境っていうのは意識して増やす事があっても
意識して減らす事ってあまりありません。

新しい趣味、習い事、新しい仕事、新しく買ったゲーム、ハマってるアプリ、
コンビニで買った漫画雑誌、教則本、小説、楽器、新調した調理器具。

それらの習慣が減る時、無くなる時というのは忘れた時、飽きた時です。

じゃぁ飽きずに、忘れずにどんどん習慣を増やしていったとしたら。

答えは単純明快。時間が足りなくなります。
時間を管理しているつもりで管理できてない状態になるんです。

つまり何かに執着をし過ぎると自分に制限を掛ける事に繋がるんです。

時には意識をして習慣を減らす事も必要。
もういらない、必要ないと感じたのなら習慣や環境を減らす。

物を捨てるというのはそれのきっかけになると思うんです。

 

もちろん、コレは誰にでも当てはまる事ではないと思うのですが
自分の場合は「もっと早くこの事に気付きたかったなぁ。」というのが正直なトコロ。

いわゆる世間で言う「ダンジャリ」って奴なのかも知れませんが、
僕にとってコレは「脱皮」が近いニュアンス。

いらない物や習慣を整理して身軽になろうじゃぁないかぁ、と。

 

てな訳で皆様もお一つどうですか。
まずは1年以上触っていない物を捨てるトコロからスタート。

コメント

  1. 遠山 より:

    うぉ、思い切った脱皮だねー!!
    俺も少し回りのモノを見直してみるぜー!!

  2. 夏、時々、女子高生 より:

    物は中々捨てられないし、時々持って帰ってしまう私です。
    私も最近いらない物はどんどんフリマとかに出して処分するように始めました。気がつくと、なんでこんな物とっておいたんだろう。みたいな。
    その中でどうしても捨てられないのがぬいぐるみです。かわいそうに思っちゃうのです…これを克服したいです。

    アフタービートのギターの生徒さんで、空き巣に入られた方がいるみたいなので、瀧澤先生も新しいお住まいで空き巣やら近所問題などお気をつけてくださいませ。

    必要であれば引っ越しのお手伝いしましゅ

  3. すずきばいおりん より:

    youtubeでたきざわせんせいを知って初めてここに書き込みます
    今俺は下宿先から実家に帰ってきているのですが整理整頓されていてほとんど何もない実家の自分の部屋に入るなんとなく気持ちに余裕ができる気がします
    何もないって今までだめなことだと考えてたんですけどこの記事を読んで必要十分っていう考え方もありだなって思いました
    下宿先に帰ったらレッツ断捨離してみようと思います
    ありがとうございました

  4. 小夏 より:

    随分とサッパリしちゃったんですね(^^;
    断捨離…私もすごい量になると思います。
    「あったらいいな」は必要ない、と何かで聞いたことがあります。

    飲みながらキャス、なくなってしまうのは
    ちょっと寂しいです(^^;

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