珍しく真面目にブログを書くことにする。
ちょっくら雑な表現があったりするかも知れませんがご了承下さいませ。
1.「独学でもギターはうまくなりますか」
多分ぶっちぎりナンバーワンの質問かと思います。
大丈夫です、うまくなりますからそんな心配はさっさと捨てましょう。
ギター講師の僕が言うのもなんですけれども、教室に通わなくても学校に通わなくても
ちゃんと練習してれば誰でもうまくなりますよ。
どうしても不安になってしまう、納得出来ない、という方はこちらをチェック。
2.「はじめてのギターはどれにしたらよいですか」
こちらもとてもよく頂く質問です。
よくある選択肢としては以下の2択。
A.最初だからこそ高価なギター(10~15万クラス)を買う
B.とりあえずは安いギター(2~3万クラス)を買ってギターに慣れる
初めての一本を良い奴にしてしまって後に引けなくするのか、
とりあえず安いのを用意してギターとはどんな物か試してみるのか。
まーそういう意味合いな訳でございます。
自分としてはお金に余裕があれば「えいやっ。」と買えばいいと思いますし、
余裕が無ければ安い物、もしくは友達知人から借りればいいかと思います。
で、どのタイプがいいのかっていう話になると
ストラトかレスポールを使っておけば間違いないと思います。
僕は個人的に、あくまで個人の好みにおいてストラトがオススメです。
店員さんからアレコレとウンチクを語られても理解出来ないのが当たり前なので
基本的に「見た目重視」で選んでしまいましょう。
最初の一本で大事なのは「予算」と「見た目」です。
スペックは二の次でいいと思います。
少なくとも新品売価で3万円以上の物が作り的な意味で好ましいですね。
3.教則本を使うべきですか、曲を練習すべきですか
ざっくり言っちゃうと好きな方でいいと思います。
弾いてて楽しい方、取り組んでて面白い方でやっていきましょう。
人間、性格や飽きもあったりするので一時的に別の物を取り入れたりして
アレコレ試してみて「自分が楽しく感じるツボ」を探るのが良いかなと思います。
大事なのは楽しむ事だと僕は思うのですよ。
クロマチック練習みたいな地味な練習をメトロノームとじっくり向き合うの事が
楽しいと思う人でしたらそれはそれでOKだと思いますし、
ひたすら自分の好きな曲を片っ端から弾いていくのが楽しいと思うのでしたらそれでOK。
強いて言うならどっちかに偏りすぎない方がいいかなと思います。
常に曲ばっかり弾いてる人でしたらたまには教則本も買ってみましょう。
常に基礎練習ばっかりしている人でしたらたまにはバンドスコアを開いて
細かい事は気にせずバーッと弾き倒してみましょう。
4.「どのくらい練習すればいいのですか」
学業やお仕事の都合もあるので一概に「このくらい」とは言えないんですけれども、
少なくとも数十分でもいいので毎日は触りたいですね。
1週間に1度、4時間まとめて練習するよりかは、1日30分を毎日続けた方が良いです。
これはヒトの身体科学としても明確な事実でございます。
5分でも10分でもいいから、「ギターを触る」という環境、習慣を
いかに身体にインプットさせるかが大事です。ちょっと大袈裟ですけど。
ちなみに僕は平均すると1日4~5時間は触っていると思います。
わぉ、なんて暇な人なんだ。
というと冗談の様に聞こえますが、
僕は「出来るだけギターを弾く時間を増やす」ために日々を組み立てているのです。
5.「上達の近道ってないですか」
ハッキリ言いましょう。ないです。
誤解を恐れずにキッパリ物を申し上げますと、「近道無いかな~」なんて邪念が湧いているウチは
逆にうまくならないと思いますよ。
練習しながら「もっと効率の良い方法があるのでは・・・。」なんてイチイチ考えてたら
集中出来る事も出来なくなっちゃうじゃないですか。
「近道があるハズだ・・・。」なんてネットを徘徊してる時間があるのでしたら
ポール・ギルバートでも練習している方がよっぽど近道だと思います。
強いて言うなら、教室やレッスンに通う事はある程度近道にはなるかなとは思います。
でもそれは無駄が無くなったから結果的に近道な訳であって
直接の近道は無いと割り切った方が何かと良いかと思います。
僕も教室に「近道をしに来ました!!」と来られても
「まずは根性入れ直して出直してこい」と思いますし。
やったらやった分だけ成長できて、やらなかったらその分だけ成長できない。
そんなの誰でもわかる当たり前の事だろう、と僕は思うのです。
さらに強いて言うなら、いわゆるエレキギターの速弾き系のアーティスト、
イングヴェイ、MR.BIG、ヴァン・ヘイレン、インペリテリ、アングラ、X、
そのあたりの曲がめっちゃ好きな人はかなりうまくなる傾向がある気がします。
なんでかというとそのあたりの曲ってめちゃくちゃ難しいから、
弾くためにはめちゃくちゃ練習しなくちゃいけないんですよ。
その分、時間も掛けて気合も入れて練習をしなければいけないんですけれども、
「1曲コピーをする」というゴールが必然的に凄い高い位置に存在する事になります。
で、そんなゴールを繰り返してフィンガリングもピッキングもひたすらテクニックを磨いておくと
そのあとジャズに目覚めたりブルースに目覚めたり、他のジャンルに移行するときに
その財産がかなり生きてくると気がします。
ただし、ジャズを弾いても「すげーロックなフレーズになる」という弊害がありますので
くれぐれも良く考えた上で用法用量をお守り下さいませ。
わたくし瀧澤はその弊害の固まりなので、
笑っちゃうくらいに何を弾いてもまるで高校生の様なフレーズになります。
まーコレは個性という事で割り切っております。
6.「僕も音楽で食べていきたいです」
これもハッキリ言っておきましょう。やめた方がいいです。
「音楽で食べていける」というパイは本当に小さいですよ。
7.まとめ
というわけで珍しくギターについて色々語ってみました。
所々雑な表現があったかも知れませんが、全て割と本音です。
細かい事を偉そうにダラダラと書きましたけれども、
今まで僕が大切にしてきて、生徒さん、動画視聴者の方、
関わってくれる全ての方に大切にして欲しいのは
「ギターを楽しもう」って事なのですよ。
「上達する」とか「成長する」とか「理解する、マスターする」ってのはもちろん楽しいですけれど、
それらって結果的に「ギターを楽しんでたらおまけでついてきた」みたいな要素だと思うのです。
「ギターを弾くのが楽しい」なら誰でも上達の才能を持っていると思います。
冷静に考えてみても楽しめるって凄い才能ですよ。
興味のない学科の勉強なんか言ってみれば強制罰ゲームじゃないですか。
「ごめん、家出る前にギター弾いたら楽しくて待ち合わせ遅刻しちゃった。1時間。」とか
「うおおおお!!超絶お腹空いてるけどギター弾くのをやめられねぇぇ!!」なんて
そんな経験がある人は才能の固まりか、単にどうしようもない人です。
でもそのくらい夢中になって楽しんでいこうじゃないの、と僕は言いたかったのです。
長々と駄文を失礼いたしましたが、最後までありがとうございます。
お互いモリモリっと楽しんで、モリモリっとうまくなっていきましょう。
僕もあと1200倍くらいうまくなりたいしね。
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