プリキュアの映画を見に行ったんだけど

 娘がプリキュアにドハマリしている。

 広がるスカイ、ワンダフル、アイドル、そんで名探偵。漏れなくハマっている。

 そんな流れから9月18日の初日、名探偵プリキュアの映画を見に行った訳ですが。

 映画の内容は大変素晴らしかったです。自己肯定感をテーマにした内容で、現代社会に蔓延るストレスや自己嫌悪などに苛まれている大人にもなかなかに刺さる示唆深い映画だと思いました。

 最後らへんでワンダフルプリキュアがいつもの陽キャなノリで敵にハグをカマすところは、「ああ、陽キャっていいな。」とシンプルに泣いた。

 まぁ内容に関しては、是非映画を見てくれって話で終わりなんだけど。

 

 わたしたちの席の右側に中学2年生くらいの女の子が一人で観に来てたんさ。なんとなく素直そうな黒髪ストレートな子で。そんなにジロジロ見てるわけではなく、暴れる息子にポップコーン食べさせたり、席を変えたり、ミラクルペンライトを遊んでいる背景でチラッと視界に入ってしまうんだけど、開演まで、文庫を読んでて、なんとなく「この年齢層にもファンがいるんだな~」と感じまして。

 「すみません、前、通してもらえますか?」と、開演5分前くらいに、大学生くらいの女の子が通り、中学生の女の子のさらに右に座る。同じ様に「こんな年齢層の子にもファンがいるんだな~」と感じまして。

 

 映画が始まって、鑑賞、内容はさっき言った通り素晴らしかったです。

 

 で、終わったあとの事が凄く印象的でして。

 

 なんか、右の中学生の子と、大学生の子が、初対面だけど会話してるんすよ。

 「わたし中学生なんですけど、プリキュア見てるっていうと馬鹿にされちゃうんですけど、でもプリキュアって色々詰まってて凄く良いアニメだと思うんですよね。」

 「わかる、わたし大学生なんだけど、今日先生にプリキュアの映画見てくる!って言ってきたくらい好きなんだよね。今日の映画、マジ良かったよね!?」

 と、名探偵プリキュアの感想戦を広げておりまして。

 なんか、漠然と、いいなぁ、と。

 

 誰でも「好きなもの」ってあるじゃないですか。けれども、年齢とか環境とか、立場によって「好きなもの」に対する距離感や付き合い方を差し図らねばならぬタイミングもあると思うのです。アニメ好きだけど、世間の目からあまりそれを言えない、とか、漫画やゲームが好きだけど、表立って言うのは憚られる、とか、めっちゃギター好きだけど、奥さんにバレるとまずい、とか。

 なんか一瞬でも、そういう「好きなもの」に対する思いや心地の良い距離の取り方、そういうのは色々あるんだなぁと思って、なんか凄く、良かった。

 好きなものは好きと、言える気持ち、抱きしめてたい、と槇原さんは歌ってましたが、それを大事にする方法は色々あるんだよなー、と。

 

おわり